【 雪女と蟹を食う 】漫画最終回の感想 | 強盗未遂犯と逃避行する妻の行末

少年漫画

■雪女と蟹を食う概要紹介

雪女のような冷たい表情や雰囲気を持つ不思議な感じの女性、雪枝彩女と自殺願望を持つ北がとあるキッカケで出会い、北海道旅行へ行く物語です。

■雪女と蟹を食う 最終回までのあらすじをざっくり解説

主人公の北は、痴漢の冤罪をかけられたことで、仕事も恋人も失ってしまいます。
生きる希望を失くして、自殺しようと首にロープをかけますが、つけっぱなしのテレビ番組で北海道グルメが流されているのを見て、自殺する前に北海道に行って蟹を食べたいと考えます。
もっとも、失業して金もなかったことから、強盗しようと思い立ち、偶然見つけた高級住宅街に住むセレブな女性の跡をつけるのです。
それが、小説家の妻であった雪枝彩女です。
脅された彩女は、抵抗もせずに、北に体を差し出し、コーヒーを淹れると、いくらほしいのかと尋ねます。
そんな彩女に圧倒された北は、100万ほしいと言い、自殺する前に北海道に蟹を食べに行く金がほしかったと犯行の目的を吐露したのでした。
すると、彩女は「それはいいですね」と言い、彼女の運転で、2人で北海道へ向かうことになるのです。
一緒に過ごしていくうちに、北は彩女に恋心を抱き、自殺願望は気づかぬうちに薄れています。
一方で、彩女は夫が不倫をしているのを知りつつ、夫を日本一の作家にさせるために自らがセンセーショナルな自殺をして、小説のネタにしてほしいという願望を抱いていたのでした。

■【雪女と蟹を食う最終回】四季彩の丘へ

自殺未遂となり命を落とさずにすんだ彩女と不倫旅行中だった彩女の夫である雪淵を殴った北ですが、北は彩女を毎年違う色の花が咲くとされる四季彩の丘に連れて行きます。
彩女は涙雪渕ときれいな花を一緒に眺めたかったから花を育てていたと涙を流すのです。
そんな彩女を北が抱きしめ、「もう雪淵のために花を育てなくていい」と彩女に言います。
そして、「オレが見せてあげる これから夏が来るたびに北海道へ来て蟹を食べて花を見よう」と告げるのでした。

■【雪女と蟹を食う最終回】プロポーズはいかに?

彩女は、「もし…その約束が守れなかった時は…一緒に死んでくれる?」と北に言い、2人はキスをするのでした。
彩女が北の本名を尋ねたところ、北はようやく小日向陽平と本名が書かれた運転免許証を見せます。
暖かい名前だと彩女はつぶやき、北にプレゼントされた指輪を見つめ、「私もう…雪女じゃなくなるのね」と言うのです。

■【雪女と蟹を食う最終回】ハッピーエンドに

一人で東京に戻った夫の雪淵は、彩女が手入れをしていた庭に妻の姿がないのを寂しそうに見つめていました。
翌年の冬、北こと小日向と彩女は、窓の外の雪を寄り添いながら眺め、蟹鍋を食べようとしていました。

■雪女と蟹を食うへのみんなの感想

生きる希望を失くし、死を選ぼうとしていた男・北が、ひょんなことから出会った人妻・彩女との不思議で不安定な関係から始まる2人の旅がどのように展開されていくのか、最終的にこの2人はどこへ向かうのか、こういう人生もありなのかなど、人生とは何なのだろうと考えさせられる作品ですね。

■雪女と蟹を食うの最終回に関するまとめ

雪女と蟹を食うは自殺願望のある2人が北海道に不倫旅行に行き、生きる願望を見出すストーリー展開になっています。
冤罪によって人生を失ったはずの男と不倫している夫を愛し、夫を日本一の作家にするために命を捧げようとする女が最後にはハッピーエンドになります。
似たようなラブストーリーがある中で、ほかにはないストーリーが楽しめる雪女と蟹を食うの最終回までのあらすじと最終回を見て興味を持った方は、ぜひ全編呼んでみましょう。

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