■こち亀の概要紹介
こち亀は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の略称で、40年にわたって愛されてきたことから、親しみを込めて呼ぶ人が多いです。
派出所に勤める警察官の両さんこと両津勘吉は、お金儲けが大好きという型破りな公務員です。
超堅物上司の大原部長や超絶セレブな中川麗子、祖父や父親も登場し、個性的なキャラクターたちと人情劇を繰り広げるとともに、社会風刺的なストーリーが描かれています。
■こち亀 最終回までのあらすじをざっくり解説
警察官による捕物帳や派出所での日常トラブルの解決劇と思いきや、時代を反映する社会問題が登場することやビジネス絡みの話題も多く、社会を学ぶ教科書、ビジネス書としても愛されてきました。
型破りな両さんは時代に不満があるなら変えていくという、スタンスです。
そのためにはビジネスを興したり、街ごと作り変えたりしてきました。
そんなこち亀の最終回はというと、ビジネス根性たくましく、「同時発売の単行本第200巻にも同じ最終話が収録されている」「オチがそれぞれ違うので両方を買ってくれ」と両さん自ら発表しています。
さて、どちらが本当の最終回なのでしょうか。
■200巻が最終回なのはお祭りが好きだから
「週刊少年ジャンプ」で40年にわたって連載されてきましたが、200巻をもって最終回となりました。
作者の秋本治氏によれば、まだまだ描きたいことはあるが、両さんはお祭り好きだから、200巻という区切りのいい数字で終わりたかったと言っています。
■実は最終回ではなかった!?
2016年に最終回を迎えたものの、実はその後も不定期に新作が発表されてきたこち亀ですが、なんと、2021年10月4日に5年ぶりに新刊単行本201巻が発売されることが発表されたのです。
「週刊少年ジャンプ」での連載終了後に掲載された、エピソードなどが盛り込まれる予定です。
■記録更新を狙うのか!?
最終回を迎えたはずなのに、やっぱり続きが描きたい衝動に駆られたのかと思いきや、もしかするとギネス世界記録を狙っているのかもしれません。
200巻が出版された際、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されているのです。
しかし、2021年7月に「ゴルゴ13」の201巻が発売され、記録が更新されてしまいました。
もっとも、発行する集英社によれば、こち亀がギネス世界記録の新たな申請予定はないとのことなので、定かではありません。
■こち亀 まとめ
こち亀の最終回はストーリーというより、両さんらしい商魂たくましいオチで終わっています。
201巻の発売も決定しているので、まだこち亀に触れたことがない方は、ぜひ読んでみるのもおすすめです。
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